【INTERVIEW.3】Yasuhiro Matsushima (SKALAPPER)

デー タを整理していたら、昔友人や気になるひとたちをインタビューしていた時のものを発見しました。懐かしいのとアーカイブ目的でここに記します。元々インタ ビューを趣味化しようと思って始めたのですが、多忙になり近年はまったく行なっておりません。更新は未定ですが、ある日ひょっこりと掲載されているか もしれません。

松嶋くん(スカラッパー)

7月23日生。A型。福井県出身。 中学の頃にベースを始め、バンドを始める。 大学卒業後は地元福井へ戻り、しばらくしてスカパンクバンド「SKALAPPER」を結成。 ライブは着実に動員を増やし、自主企画は毎回200人規模の動員を誇る。 県外へのツアーも勢力的に行っており、その勢いは止まるところを知らない。 ちなみに手塚治虫の漫画は「すべて持っている」と言う程の漫画フリークであることは あまり知られていない。 最近お薦めの漫画は『ヒストリエ』。好きなエヴァンゲリオンのキャラクターは綾波レイ、 好きな高速のSAは「多賀SA」と「富士川SA」だそうである。

※このインタビューは2009年6月17日に行なわれました。

★えー早速ですけど、今年のSOUND LINK()はいつなんですか?
松嶋泰広(以下MY):出た!いきなりその話すか…えー、実はSOUND LINK今年は出来ないんですよ。
★マジですか!
MY:やりたいけどやれない。…まぁ問題がいくつかあって、一つは金。去年は結構な赤字だったんで……あんだけの労力をかけて、僕とか大勢のスタッフ達が無償でやってたんだけど、やっぱこう、お金じゃ無いんだけど、最後の最後に結局自分たちでペイした負担は正直デカかったし、苦しかったです。
★なるほど。だけどまたやろうとは思ってるんですよね?
MY:多分来年はやろうっていう話になってるけど、会場の問題もあって…どうなることやら…
★あらら。
MY:あれは結構めんどくさいっすよー。あんだけの人だと苦情とか言ってくる人もいるし。
★ちなみに、去年は何人の動員があったんですか?
MY:約450人ですね。
★凄い!でもそれだけいればトラブルは起こりそうですね。
MY:やっぱライブイベントに来慣れてるお客さんとかバンドマンとかは、あんま言わないすね。イベント進行の大変さも解ってくれてたり。けど本当に純粋に、あんまそういう所に行かない人は、もういろいろと言ってきたりしますね…
★ま、そんなこんなあっても(笑)、来年はやるんですね?
MY:来年はやれたらやりたいっすね。いやあれは一回で終わらしちゃアカンと思うんで。誰か代わりに主導でやってくれる人いないかな〜とも思ってるけど(笑)
★そういう(挫けない)ところが松嶋君の松嶋君たる由縁ですね。
MY:そうすかぁ〜?(笑)いや、めっちゃ楽しかったんすよ、自分も。ほんと疲れたし、お金も払ってけっこうグェ〜ッとなったけどやっぱ楽しかったんで。
★終わった時泣きました?
MY:ええ、泣きましたよ、泣きましたよ(笑)。イベント中は本当に楽しかったし、来てくれた人も出てくれた人からも、みんな「良かった」って言ってくれたんで。
★達成感はすごく得られると思います。
MY:でも(イベント中は)ほんと色々あったんですよ!例えば…いや止めときます(笑)でもあれだけのバンドが入れ代わり立ち代わりライブするから、機材トラブルはひどかったですね。あと、もし次回するんなら無償で手伝ってくれる人が沢山欲しいです。
★ボランティアスタッフですか?
MY:そう、無償でそういう事やって、楽しめるような奴。
★はいはい。
MY:だからショウヘイ(SOUND LINK主催スタッフ。様々なバンドでドラマーとしても活動中)とかあんな感じの奴が、もっといればいいんすけど。
★ショウヘイくんのクローンが5人位いればいいって感じですか。
MY:それ、最高っすね!
★(笑)彼は黙々とこなしていく印象ですね。
MY:あいつ仕事早いですし、きっちりやるし。ほんと優秀です。
★じゃあ、ケンジくん(SOUND LINK主催スタッフ。FLANKのベース担当)は?
MY:ケンジはマイペースすぎますね〜(笑)
★はははは。
MY:SOUND LINK最初にやり始めようって言ったのメンバーの一人がケンジなんすよ。確かそこの吉野家で、「これくらい(バンドを)出してイベントやったら面白くないっすかね?」とか「じゃあ響のホールをメインにして」みたいな話がどんどん膨らんでいって。じゃあやろっさ!てなったら、ケンジが即行で溺れたエビの検死報告書をブッキングしてきて。「OK出ましたァッ!」って。
★はははは。
MY:「ええー!?お前それ、もうやるしかねーげ!」ってなって。で、溺れたエビの検死報告書のホームページ見たら「9月20日、福井、響のホール」ってバッチリ書いてあって(笑)。エビも気が早ぇんやって〜って感じで。で、そっからっすもん。色々と決めてったのは…行き当たりばったりで始まった感じですね(笑)
★しかしすごい行動力ですね!
MY:でもその後何回かこう、ミーティングっていうかスタッフ会議があったけど、ケンジの出席率は悪かったっすね(笑)。まぁ、当日はあいつはホールビーをすごい引っ張ってくれたんで助かりました。
★なるほど。しかしバンド活動もしてそういうのもして仕事もしてって、かなり大変じゃないですか。
MY:いやー……どうなんですかね。
★それで今ツアー中だそうで。週末ごと県外でライブでしょ?
MY:そんな毎週とかでは無いですよ。月に3〜5本とかです。
★一週間に1回ライブがあるってペースですか?
MY:あ、でも遠征はけっこう土日とまとめて行くんで。大阪、名古屋とか。
★ああ。でも大阪行って、逆に西行ってとかもあるんでしょう?
MY:ありますねぇ。一回あったのが土曜日福岡で、日曜日神戸で。そのまま月曜日仕事で(笑)
★ハードですねぇ!今、メンバー何人でしたっけ?
MY:今は7人す。
★七人の足並み揃えるは大変じゃないですか?
MY:いやー……どうなんですかね(笑)
★移動中険悪になったりとか。
MY:いやー……どうなんですかね(笑)。メンバーチェンジとかは何回かありましたよ。人数も減ったり増えたり。だいたいは活動に対してのスタンス的な問題で。あと、目指すものが違ったりとか。
★なるほど。そういえば新作CDの方はバカ売れだそうで。
MY:いやいや!そんなん、そんなん(笑)
★何枚ぐらい売れたんですか?
MY:今売れたのは800枚くらいですかね。初回は1,000枚プレスだったんで、今度追加発注する予定す。
★スゴいじゃないですか!
MY:いやぁ、でも売れるのってほとんど県外のお店かネット上が多いすわ。
★スカラッパーのHPとかからですか?
MY:いや、委託販売でインディーズのパンクとかメロコアとかを主に扱ってるHPがあって、そことdiskunion、あとはモルタルレコード。そこの3つが主で皆さん買ってくれるみたい。
★なるほど…そういえば僕が初めてスカラッパーを見た時のことは今でも覚えてるんですが、確かここ(CHOP)でジョンガを見に来た時で。
MY:ああ〜ウチらの企画っすね。
★そうです。で、それまでスカラッパーは全然聞いたことがなかったんだけど「スカラッパーってすごい人気あって、いつも100人以上お客さん来るみたい」ってジョンガの川上剣さんに言われてて。で、実際見た時に…正直ですね、「これスカか?」って思っちゃって。
MY:ああ〜そうっすねぇ。
★僕が思ってるスカって音楽のイメージがあって、で、スカパンクとかスカコアっていう言葉で僕が連想するのは、やっぱりOperation Ivyなんですけど、スカラッパーにはそれと全然違う印象を受けて。
MY:なるほど。いや、スカパンクにも色々あると思う。Operation Ivyみたいなのもあれば。僕らが一応影響受けてるっていうのが、アメリカの西海岸の方のスカパンク。LESS THAN JAKEとかREEL BIG FISHとか。メロコアにスカが混ざった感じ。
★なるほど。確かにメロコアテイストですね。
MY:そうっす。メロコアにホーン入って裏打ちも入ってみたいな。それをゴチャ混ぜしたみたいな軽い感じのやつっすわ。
★そう、スカラッパーって軽くて明るいですよね。自分はスカっていうのは“対比の音楽”やと思ってて、明るいのと暗いのととか、白と黒とか表と裏とか、それで「2トーン」っていうんだって思ってたんです。
MY:はいはい。
★それがもう、全面オモテ全開!みたいな。
MY:ガンガン表ですね(笑)
★松嶋くんのアオリも凄くて。「おおーい!楽しんでるんけや!!」みたいな(笑)
MY:はははは。
★「チケ代分楽しんでけ!!」とか。
MY:はい(笑)そんな感じっすかねぇ。
★で、これは何かすげぇ!と思って。あと、あのベースはナンバーガール絶対好きや!と思いました。
MY:ナンバーガールは超好きっすね。
★なんかベースの弾き方とかもろナカケンで(笑)。
MY:そう、中尾 憲太郎“何歳”みたいな(笑)。リッケンバッカー買ったのは、大学時代に軽音部に入ってて、ナンバガのコピバンやってて。次のベース何買おうかなー、と思っててその時ナカケンがリッケンバッカー使ってたんで買ったんすよ。モロにマネして(笑)
★なるほど(笑)
MY:そっからずっとリッケンっすね。あとスカパンクバンド自体は大学からやってたんすわ。
★スカラッパーと同じような?
MY:そう、まんまこんな感じで。あっちのライブハウスとか大学の外で知り合った学生じゃない人とかとやってました。んで、こっち帰ってきて、またやろうかなと思ってメンバー集めて組んだのがスカラッパー。
★ちなみに大学ってどこだったんですか?
MY:静岡大学っす。静岡は気候は最高だったけど…しょっちゅう地震ばっかでしたね。
★静岡で地震はしょうがないですね(笑)
MY:もうホントしょっちゅう揺れてましたからね。授業中もカタカタカタと。なんか向こうは富士山の活断層があって。東海大地震みたいなのが今に来る!っていう話ばかりしてましたよ。だから、震災対策とか物凄いキチンとしてますよ、みんな。家具とかめっちゃ壁に打ち付けてるんすよ、倒れてこないようにって(笑)
★で、福井へ帰ってきてスカラッパーを始めたんですか?
MY:そうっすね。こっち帰ってきて、一年間は何もしてなくて。けど、またなんかやりたくなってきて。んで、メンバーを集めたんすわ。
★なるほど。(バンドの方向性は)やはりスカパンクを?
MY:そうっすね。俺が静岡でやってた時のバンドのCDをかたっぱしからいろんな人に渡して。こういう音楽やりたいのいないかー、って知り合いとかに声かけて……まず、ギターのNONOの場合は、俺が勝手に福大のサークル棟へ入って行って、軽音部の部室にCDボン!って置いてきたら釣れました(笑)
★それ面白い(笑)
MY:授業中なら誰もえんやろ〜と思って、黙って入ってって。で、「提供フリー」って書いといて20枚くらい置いてったら、NONOからメールが来て。「メンバー募集してるって聞いたんですが…」って。そんで、NONOの紹介で、最初のドラムも入って。そいつはNONOのサークルの先輩だったんです。
★へえ〜。
MY:トロンボーンの7-eはJUNK  FABのメンバー募集掲示板に俺がメン募の書き込みしたんすわ。「管楽器募集!!」って。そしたらメールきて、後日8号線沿いのジョイフルで会って。「あ〜初めまして〜」って感じで(笑)。
★なるほど。
カメラマン秋本ポルチェ(以下AP):あ、聞いていいですか?なんでベースなんですか?
MY:中学三年生の時からずっとベースっすね。当時一緒にバンドやろうって言ってた奴とユニコーンとか、ミッシェルガンエレファントとかコピーしてました。そいつがもうギターを持ってたんで、「じゃあ俺ベース買うわ」ってアイバニーズの安いやつ買って…そっからっすね、バンドにはまっていったのは。
AP:やっぱりベースが一番イイですか?
MY:ギターとかドラムも遊び程度はできるけど、やっぱ自分で弾いてて楽しいのはベースですね。あと、トロンボーンも好きなんです、自分で2本持ってます。
★管楽器って口の調節がすごく難しいらしいですけど。
MY:そうそう。(唇を指差して)ここが慣れるまで時間かかるんすよ〜。息の量とか、吐くスピードとかで調整が必要なんですよ。
★循環呼吸って言うんですか、鼻で吸って口から出すんでしたっけ?
MY:そうそう。あれキツイと思いますよ。特にライブでやるのは。
★ライブといえば、スカラッパーってお客さんの動員力が凄いな、と思うんですよ。
MY:そうっすかねー。
★その行動力でガムシャラに掻き集めてるんですか?
MY:どうなんすかね、一番多い時で…210人くらいっすかね。
★結婚式の二次会ぐらい来るんだ!
MY:結婚式の二次会に210人てかなり多くないっすか(笑)。でもそんな最初っからガンガンやってたわけじゃないっすよ。本当に結成してからは月1本もライブしたかしてないか…それが、ある日を境に、もっとガン!てやってくか、ってなって。★ちなみに今年で(結成)何年目なんですか?
MY:今4年目ですね。結成は2005年です。本格的にやりだしたのは2年半くらい前かな?最初のデモCD作ろうか〜ってなった時に、じゃあちょっと色々がんばろうか〜、みたいになったんすね。
★その時からツアーとかも?
MY:そっすね。そのCD出して、色々と発進しだした頃から県外遠征をポツポツと。まず近いところで滋賀とか。金沢とか。
★なるほど。
MY:で、なんかやってくうちに、…ウチらみたいなスカバンドばっかり集めたオムニバスCDの話がきて。で、それに参加して、そのレコ発で東名阪とか回って、仲良くなったバンドからまた呼ばれたり、そこに見に来てたイベンターさんから誘われたりとか…VAは今まで5枚参加してるんですけど、自分たちの場合は結構オムニバスでの広がりってデカいっすね。やっぱ参加すると、一応全国リリースじゃないっすか。それで、聞いた人から反応がある。「一回見てみたいから」って呼ばれるとか。オムニバスに一緒に参加したバンドとかが呼んでくれたりするんです。
★なるほど。ところでホーンがあるバンドって、なかなか活動が難しいんじゃないかって思ってるんですが。
MY:あー、普通よりは難しいかもしれないっすね。
★だけどこんだけガンガンやってるのはスゴいと思います。
MY:まぁ、基本的に好みは一緒じゃないっすね…、メンバーみんな。
あと、うちのメンバーは全員スカラッパーに入ってからホーン始めたんすよ。
★へえ〜、そうなんですか。
MY:基本的に加入してから楽器買ったんで、ガチでイチからっすわ。だから当然下手くそなんすよ。ウチらは空いてるパートがあれば誰でも入れます(笑)
★誰でもってすごいですね(笑)
MY:ちなみにトランペットのDAISUKEとドラムのSHOWは、まだ高三です。
★若っ!
MY:学ランで練習来たりしてました(笑)。下校帰り(笑)。DAISUKEは去年までスカラッパーのお客さんでライブに来てた奴なんすわ。なんかいつも来てくれるし。じゃ、お前トランペットやれや!って。そしたら「じゃあハイやります」ってなって。
★やれやってそんな(笑)
MY:で、FLANKのケンジにちょっとトランペット貸してって。あれ実はケンジの姉ちゃんのトランペットなんすよ(笑)
★また貸しで、しかもケンジくんのでもないのに(笑)
MY:そうそう、ケンジのでもないのに「アァ〜いいっすよォ」みたいな感じで。「アァ〜俺使わないっすからァ〜」みたいな。
★姉ちゃんのだからそりゃ自分使わんよね(笑)
MY:そうなんすよ。あとSHOWは別のバンドでドラム叩いてて、前のドラムが脱退する時期にお願いしてはいってもらったんですわ。若いくせに上手いんで(笑)。あと、トランペットのCatherineは、ブラスバンドみたいなやつを昔やってたみたいで。★はいはい。で、いっぺん辞めてたんですか。
MY:そう、それからずーっとやってないらしくて。Catherineは川上剣さんの知り合いで。剣さん通じて「トランペットやりたいって言ってる子いるよ」って聞いて。ほんなら「はいどうぞ!」って。基本的に誰でも入れるバンドっすから(笑)。
★はははは。それで今は7人ですか、なるほど……(頂いた1st CD-Rを見ながら)“In My Head”!
AP:これのベースがいいんですよね。
MY:俺、ベースでしか曲作れないんすよね(笑)
★そうなんですか。
MY:はい。家でベーッて弾きながら、メロディー考えて、とりあえずひとつ出来たら、後から(他の展開を)くっつけてくんすよ。その後イントロはこうしようって…基本的に最初は歌だけ作るんすわ。次にベースだけ作る。で、一回スタジオ持っていって適当に弾きながらNONOに入らせて、ドラムのSHOWにもこんな感じって入らせて、とりあえず3ピースの桶だけ作って録音して、歌入れて、そっから家持って帰ってピアニカでラッパつけて。
★ピアニカ?鍵盤ハーモニカですか?
MY:そう。小学校で使ってたやつだからめっちゃドレミとか書いてあるやつ(笑)。俺、今だに解らないんでそのまま書いてありますよ。それでホーンをつけるんすわ。なんかそれっぽくは聴こえるんですよね(笑)。で、それをバックで流しながら同時に俺もピアニカ弾いて、それでイメージを固めるっていう。で、スタジオ持っていって、はい!こんな感じって一方的に渡す(笑)
★なるほど。
MY:で、あと覚えてきてねって。そしたら、全然違うフレーズで返ってきたりして勝手にアレンジされてたりもあります(笑)
★面白いですね(笑)
MY:こんな感じなんで、1曲作るのに時間かかるんすわ(笑)。
★なるほど。あと今後の活動について何か考えられてることってありますか?
MY:あんま考えてやってないっすからねー。夏までにはアルバム作ってツアーとか。そんなプランは無いですねー。曲貯まったらCD出そうか、みたいな感じです。
★来年はアメリカ行くぞ!とかないすか?
MY:いやいや、無いっすね。
★でも、アメリカツアーとか行きたいのでは?
MY:行きたいっすけど、多分コテンパンにされちゃうんで(笑)
★そういえば今度自主企画やりますよね?
MY:そう。7月19日の日曜っすね。一応自分たちのツアーファイナルです。
★なるほど。ところでスカっていうと、スペシャルズとか、サブライムとか、ああいうのを想像したりするんですが。
MY:なるほど。もう本当にウチらは「メロコア+スカ」なんすわ。俺も最初はGREEN DAYとハイスタから入ったし。当時はそんなんばっかで、大学入ってからRANCIDからOperationIvyへいって、それからDamnedからBuzzcocksコピーしてって感じで。一時期はいわゆる初期パンばっか聞いてたんすけど。あとTHEE HEADCOATSに凄いハマってましたね。Eが二つあるヤツ。
★へえー、今もパンクばっかり聞いてるんですか?
MY:今は何でも聞きますよ。Phishとかにハマってからはあっち系ばっかり聴きました。あとはTortoiseとか。最近はTelevisionやWE ARE THE UNIONとか良く聴いてます。そういうの聞き始めたのは大学時代にフジロックとか行き始めてからっすね。
★テクノみたいなのも聞きます?
MY:詳しくはないけど、かっこいいなと。
★ちなみに黒人と白人(の音楽)やったらどっちが好きですか?
MY:うーん、やっぱ白っすかね。白っすね。PAPIさんは?
★僕は半々くらいですかね。白人のメロウなのも聞くし、黒人のファンクとか大好きですし。
MY:あ、Fishboneとかすごい好きっす。
★Fishboneはいいですね!でも最初聞いた時、まったく良さが分かりませんでしたけど。
MY:ああー(笑)全然キャッチーではないですよね。最初はジャケットもダセーなって思いました(笑)。魚の骨のヤツ。
★スカラッパーはドキャッチーですね。
MY:そうっすね。どっちかっていうと解りやすい感じのやってます。多分俺作れないっすから。あんな…難しいの。
★難しいのかな(笑)
MY:どうなんすかねー、色々試行錯誤はしてますけど。
★ちなみに裏打ちって何?って聞かれたらどう答えてます?
MY:スチャスチャスチャって。表の逆と思えばいいよって。まぁスキマ産業みたいなもんやって(笑)

……2008年、バンドマンやデザイナー、学生、社会人等によって構成されたイベント企画集団『RIOT OF GLASSES』によって行われたイベント。福井駅前に4つのステージを設け、昼から夜まで一日中音楽やアートを味わえるフェスティバル形式だった。来場者はリストバンドを付け各会場を自由に行き来する事が可能だった。

【おわり】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA